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ロンドン為替見通し=米金利に対する思惑で上下、独連銀総裁や日銀総裁の講演にも注目

 本日のロンドン為替市場でもユーロドルは、基本は米金利に対する思惑で上下することになりそうだ。円相場については、日本時間18時から予定されている植田日銀総裁の講演が材料視される。経済指標は10月独貿易収支、またナーゲル独連銀総裁の講演が欧州前半に行われる予定。

 昨日は、米10年債利回りが9月下旬以来の高い水準4.19%手前まで上昇した。本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%利下げを市場がほぼ織り込む中、「声明やパウエルFRB議長会見がタカ派寄りになる」との観測が高まったもよう。NY午後にかけて長期金利の上げ幅は縮小したものの、前営業日比では上昇して終えた。

 先週末に強いカナダ雇用統計を受けて急騰したカナダ長期金利が、週明けも上げ幅を拡大したことに米金利もつれただけのようにも見える。ただし米国では、来週に11月の雇用統計や消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、FOMC前だけでなく会合後も様々な思惑が交錯するだろう。米金利が不安定となれば、ユーロドルもなかなか方向感を定めにくい。

 一方でユーロ圏に目を向けると、昨日はシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が「次の動きが利上げとの見方に異論はない」と発言。タカ派によるタカ派的な見解ではあったが、ユーロ相場は買いで反応する場面があった。本日も、同じくタカ派のナーゲル独連銀総裁が講演予定。ECB利下げの底打ちを示唆し、次の一手に言及した場合のユーロの反応が興味深い。

 東京見通しでも取り上げている植田日銀総裁の講演は、英FT紙が本日から11日まで開く「The Global Boardroom」で行われる。イベントサイトによれば、植田総裁はマーティン・ウルフFTチーフ・エコノミクス・コメンテーターと対談予定。内容は、「インフレ回帰と金利上昇、家計・投資家の選好の変化、金融・財政の安定性への影響」というだけでなく、「円の対外的な価値」についても話し合われる。現状の為替水準について、植田総裁がどのような見解を示すかに注目したい。

想定レンジ上限
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲の上限1.1696ドル
・ユーロ円、11月20日高値(ユーロ導入以来の高値)182.01円

想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1576ドル
・ユーロ円、日足一目・転換線180.81円

(小針)
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