ニューヨーク外国為替市場概況・15日 ユーロドル、小幅上昇

 15日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小幅に上昇。終値は1.1753ドルと前営業日NY終値(1.1740ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の指標である10年債利回りが4.14%台まで低下すると全般ドル売りが先行。11日の高値1.1763ドルを上抜けて一時1.1769ドルと10月1日以来の高値を付けた。ただ、米10年債利回りが4.18%台まで低下幅を縮めるとドルを買い戻す動きが優勢となり、伸び悩んだ。
 もっとも、今日一日の値幅は0.0043ドル程度と小さかった。米政府機関の一部閉鎖により発表が延期されていた11月米雇用統計や11月米消費者物価指数(CPI)などの重要指標が週内に発表される。各指標の内容を見極めたいとの思惑が強まる中、積極的な売買が手控えられた面もあった。

 ドル円は反落。終値は155.23円と前営業日NY終値(155.81円)と比べて58銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると、8日の安値154.90円を下抜けて一時154.84円まで値を下げた。ただ、154円台では押し目を拾いたい向きも多く、売り一巡後は下げ渋る展開となった。米長期金利が低下幅を縮めたことも相場を下支えし、4時30分前には155.40円付近まで下げ渋った。
 なお、ミラン米連邦準備理事会(FRB)理事は「物価は再び安定している。実際の物価上昇率は目標に近い水準で推移」「不必要に引き締め的な政策を維持すれば、雇用喪失につながる」と述べたほか、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「労働市場は冷え込んでいる」「インフレリスクは低下している」「1月の政策対応については現時点で判断するのは時期尚早」などと話した。

 ユーロ円は7営業日ぶりに反落。終値は182.43円と前営業日NY終値(182.94円)と比べて51銭程度のユーロ安水準。アジア時間に一時181.84円まで下落した影響が残ったものの、NY市場に限れば下値の堅さが目立った。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったあとはドル円の下げ渋りにつれた買いが入り、1時30分前に182.61円付近まで強含んだ。

本日の参考レンジ
ドル円:154.84円 - 155.99円
ユーロドル:1.1726ドル - 1.1769ドル
ユーロ円:181.84円 - 183.04円

(中村)
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