NYマーケットダイジェスト・3日 株安・金利低下・金反発・ドル失速

(3日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.75円(前営業日比△0.12円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.10円(△0.61円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1819ドル(△0.0028ドル)
ダウ工業株30種平均:49240.99ドル(▲166.67ドル)
ナスダック総合株価指数:23255.19(▲336.92)
10年物米国債利回り:4.27%(▲0.01%)
WTI原油先物3月限:1バレル=63.21ドル(△1.07ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=4935.0ドル(△282.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら3日続伸。米長期金利の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが先行すると、23時過ぎに一時156.08円と1月23日以来の高値を付けた。ただ、156円台では戻りを売りたい向きも多く滞空時間は短かった。米長期金利が低下に転じたことも相場の重し。市場では「ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測された」との声も聞かれた。
 「アラビア海で米空母に接近したイランのドローンを米軍が撃墜」との一部報道をきっかけに、米国株相場や日経平均先物が下げ幅を拡大すると一時155.53円付近まで上値を切り下げた。
 もっとも、下押しは限定的だった。米下院はこの日、9月末までの歳出をまかなう予算案を可決。トランプ米大統領が署名し、成立した。政府機関の一部閉鎖が終了したことで、ドル円にも買い戻しが入った。

・ユーロドルは3日ぶりに反発。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると、23時過ぎに一時1.1780ドルと日通し安値を付けたものの、前日の安値1.1776ドルが目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローや、イランを巡る地政学リスクの高まりを背景としたドル売りも出て、2時30分前に一時1.1829ドルと日通し高値を付けた。その後の下押しも1.1806ドル付近にとどまった。

・ユーロ円は3日続伸。ユーロドルの上昇につれた買いが入り、取引終了間際に一時184.20円と日通し高値を付けた。

・代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインは下落。対ドルでは一時7万2877ドル前後と2024年11月以来の安値を更新したほか、対円では1136万円台と昨年4月以来の安値まで売られた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。人工知能(AI)の性能向上により、既存の事業モデルに混乱が生じ、企業の成長性が損なわれるのではないかとの懸念が再燃すると、ハイテク株中心に売りが先行。イラン情勢の悪化や米国の軍事介入などへの懸念も根強く、指数は一時570ドル超下げた。ただ、米政府機関の一部閉鎖が終了する見通しとなったことで買い戻しが入ると、引けにかけて下げ渋った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。米国株相場の下落を背景に、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。

・原油先物相場は3日ぶりに反発。インドがロシア産原油の輸入停止で合意したことを受けて需給の引き締まりを意識した買いが広がった。

・金先物相場は大幅反発。足もとで調整が続いていたことで安値拾いの買いが活発化。外国為替市場でのドル安を受けてドル建てで取引される商品の割安感にもつながった。


(中村)
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