ロンドン為替見通し=欧州中央銀行(ECB)高官によるユーロ高への見解に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会でユーロ高への協議が行われたとのことで、チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事やコッハー・オーストリア中銀総裁の講演でユーロ相場に関する見解を見極めることになる。

 ラガルドECB総裁は、昨日の記者会見で「ECBは特定の為替レートを目標にしていないものの、ユーロ高が現在の見通し以上にインフレを押し下げる恐れがある」と述べ、ユーロ高への警戒感を示した。
 また、マクロン仏大統領が来週の欧州連合(EU)首脳会議でユーロ高に関して協議する、と述べていることで、ユーロ圏の首脳やECBでのユーロ高への警戒感が高まりつつある。

 ポンドドルは、昨日のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)で政策金利3.75%の据え置きを支持したピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミストの講演に注目しておきたい。
 同じく据え置きを支持したベイリーBOE総裁は、3月会合での利下げを五分五分と述べており、タカ派のピルMPC委員の見立てに要注目か。

 また、「ウォーシュ・ショック」により、金や銀、ビットコインなどの「ディベースメント取引」の巻き戻しが活発化しており、リスクオフの波及にも警戒しておきたい。


想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1928ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:185.50円(2/5高値)
・ポンドドル:1.3693ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:214.31円(2/5高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1721ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:183.80円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.3414ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ポンド円:210.00円(1/27安値)



(山下)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。