NYマーケットダイジェスト・17日 株高・金利低下・ドル安

(17日終値)
ドル・円相場:1ドル=159.00円(前営業日比▲0.07円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.49円(△0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1540ドル(△0.0035ドル)
ダウ工業株30種平均:46993.26ドル(△46.85ドル)
ナスダック総合株価指数:22479.53(△105.35)
10年物米国債利回り:4.20%(▲0.02%)
WTI原油先物4月限:1バレル=96.21ドル(△2.71ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=5008.2ドル(△6.0ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
2月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
(前月比)   1.8%     ▲1.0%・改
(前年比)  ▲0.6%     ▲1.4%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。重要な石油輸送ルートであるホルムズ海峡の航行状況が改善するとの期待から、原油供給の停滞を巡る懸念が薄れると原油先物相場が失速し、米株式市場ではダウ平均が一時480ドル超上昇した。為替市場では全般ドル売りが優勢となり、3時過ぎに一時1.1547ドルと日通し高値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時99.50まで低下した。
 なお、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は米CNBCの番組で「タンカーがホルムズ海峡を通過し始めている」などと発言。前日にはベッセント米財務長官が同様の認識を示していた。WTI原油先物価格は1バレル=93.83ドル前後まで下落する場面があった。

・ドル円は小幅ながら続落。ホルムズ海峡の通航は依然としてほぼ停止状態にあるものの、一部の船舶は同海峡を通過し始めたと伝わった。原油の騰勢が弱まっており、株高・ドル安の様相となった。前日の安値158.85円を下抜けて一時158.72円まで値を下げた。
 ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ユーロ円など一部クロス円の上昇につれた買いが入り、159.12円付近まで下値を切り上げる場面があった。

・ユーロ円は続伸。アジア時間に一時182.82円と日通し安値を付けたあとはじりじりと下値を切り上げる展開に。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、欧米株高に伴う円売り・ユーロ買いが出て、4時過ぎに一時183.55円と本日高値を更新した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。原油先物相場が上げ幅を縮小すると、エネルギー高が景気や企業活動に悪影響を及ぼすとの警戒感が和らいだ。市場では「短期的に下げ過ぎたとの見方から自律反発を見込んだ買いが入りやすかった」との声も聞かれ、指数は一時480ドル超上げた。ただ、中東情勢を巡る懸念は根強く、買いの勢いは限られた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。原油先物相場の上昇が一服すると、過度なインフレ懸念が後退し買いが優勢となった。明日18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前にポジション調整目的の買いも入りやすかった。

・原油先物相場は反発。中東情勢の緊迫化により原油の供給不足が当面続くとの見方から上昇した。ただ、ハセットNEC委員長が「ホルムズ海峡のタンカー通航は、徐々に始まっている」などと発言すると、93ドル台に下押す場面も見られた。

・金先物相場は5日ぶりに反発。米長期金利が低下してドル売りが優勢となる中、金利を生まない金の割安感が意識されて買いが入った。

(中村)
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