NY株見通し-イラン情勢や原油相場を睨んだ神経質な展開か

 今晩は神経質な展開か。昨日はダウ平均が340.65ドル高(+0.69%)、ナスダック総合が1.64%高とともに3日ぶりに反発した。前日の取引終了後に、トランプ米大統領がイランとの停戦を延長するとSNSで発表したことで米・イランの和平交渉進展期待が高まったほか、ボーイングやGEベルノバが予想を上回る決算を発表し大幅高となったことや、半導体株の上昇が続いたことも相場を押し上げた。ナスダック総合は連日で取引時間中の史上最高値を更新し、終値でも3営業日ぶりに最高値を更新した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も3日ぶりに反発し、終値の最高値を更新した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.72%高と16連騰を記録し、連日で史上最高値を更新した。引け後に決算を発表したテスラは売上高と利益が市場予想を上回ったが、AI搭載の自動運転車やヒューマノイドロボットの開発のための設備投資が大幅に増加すると警告したことで、株価は時間外で小幅に下落した。

 今晩は米・イランの和平協議への期待感が引き続き相場の支援となることが期待される一方、イランが米国との再協議に応じず、ホルムズ海峡の封鎖を継続していることで、米・イラン紛争終結の先行き不透明感が相場の重しとなりそうだ。ナスダック総合やS&P500が史上最高値を更新し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が16連騰を記録し、連日で史上最高値を更新したことで、高値警戒感も強まりそうだ。イラン関連のヘッドライン・ニュースや原油相場の動向を睨んだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、4月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、3月耐久財受注など。企業決算は寄り前にアメリカン・エキスプレス、ユニオン・パシフィック、ダウ、ハネウェル、ロッキード・マーチン、ブラック・ストーン、サウスウェスト航空、引け後にインテル、ニューモント、ベーカー・ヒューズなどが発表予定。(執筆:4月23日、14:00)
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