NY株見通し-上値の重い展開か 米中首脳会談の結果を引き続き注視

 今晩は上値の重い展開か。

 昨日はダウ平均が370.26ドル高(+0.75%)と反発し、終値で3カ月ぶりに5万ドル台を回復した。ナスダック総合も0.88%高と2日続伸し、前日に続いて取引時間中と終値の史上最高値を更新した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も連日で史上最高値を更新した。

 シスコ・システムズが予想を上回る決算やガイダンスを発表するなどし、13.41%高と急伸したほか、北京での米中首脳会談が注目されるなか、ロイター通信が「米政府は中国企業約10社に対し、エヌビディアのH200チップ購入を許可した」と報じたことで、エヌビディア株が4%超上昇したことも相場を押し上げた。週初来ではダウ平均が0.92%高と3週続伸ペースとなり、ナスダック総合は1.48%高と7週続伸ペースとなった。

 今晩は週末の取引となるが、ダウ平均が5万ドルの大台を回復し、ナスダック総合とS&P500が連日で史上最高値を更新していることで高値警戒感が強まることも予想され、上値の重い展開か。北京で開催中の米中首脳会談では、米国と中国が「ホルムズ海峡の開放を維持すべき」という点で合意に達したと報じられたが、引き続きイラン情勢を巡るヘッドライン・ニュースや、原油相場の動向に要注目となる。

 今晩の米経済指標・イベントは5月NY連銀製造業業況指数、4月鉱工業生産など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:5月15日、14:00)
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