NY株見通し-高値警戒感から上値の重い展開か

 今晩は高値警戒感から一服か。前日のNY株式市場は主要3指数がそろって3営業日続伸した。トランプ米大統領が米国とイランの戦争終結合意やホルムズ海峡の再開を発表したことで、原油価格が5%近く急落。インフレ圧力の緩和や利上げ懸念の後退につながり、市場のセンチメントが大幅に改善した。さらに、新規上場したスペースX株の急騰も相場を後押しした。ダウ平均は468.77ドル高(+0.92%)となり、取引時間中と終値の史上最高値を更新。ナスダック総合指数も3.07%高と大幅に上昇し、この日の高値圏で取引を終えた。エヌビディアなどの半導体株が大きく買われ、SOX指数も最高値を更新した。

 今晩のNY株式市場は、地政学的リスクの後退が引き続き下値支援となることが期待される一方、前日の大幅上昇やダウ平均、SOX指数の最高値更新を受けて高値警戒感が強まることが予想され、上値の重い展開か。米株先物市場がほぼ横ばいで推移していることから、市場は次の材料を待つ姿勢を強めている。米経済指標では5月住宅着工件数や5月輸出入物価指数などが発表予定で、足もとの景気や物価動向に要注目となる。

 今晩の米経済指標・イベントは5月住宅着工件数、5月輸入物価など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月16日、14:00)
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