NY株見通し-今週はインフレ指標やマイクロン・テクノロジーの決算発表に注目

 今週のNY市場はインフレ指標やマイクロン・テクノロジーの決算発表に注目。先週は19日(金)がジューンティーンスの祝日のため休場で、4日間の取引となったが、ダウ平均が0.71%高、ナスダック総合が2.43%高と、ともに2週続伸した。週前半は、トランプ大統領が米イラン戦争終結合意を発表したことで原油価格が急落。インフレ圧力の緩和期待から市場心理が大幅に改善した。さらに、新規上場したスペースX株の急騰も追い風となり、ダウ平均は連日で過去最高値を更新、一時初の大台5万2000ドルを突破した。週半ばの水曜日には相場が一転。米連邦公開市場委員会(FOMC)で複数のメンバーが年内の利上げを予想したほか、新任のウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が会見でタカ派的な姿勢を明示したため、米長期金利が大幅に上昇。金利上昇を嫌気した売りが広がり、主要指数はそろって大幅に反落した。しかし翌木曜日には、トランプ大統領がインテルとアップルの米国内での半導体設計・製造提携に言及したことで、インテルが10%超急騰。エヌビディアなどの半導体関連株も軒並み上昇し、相場をけん引した。

 今週はインフレ指標やマイクロン・テクノロジーの決算発表に注目が集まる。先週のFOMCでFRBがタカ派的な姿勢を示したことで、今後の金融政策の見通しを巡り、今週木曜日に発表される5月個人消費支出 (PCE) 価格指数が注目される。FRBがインフレ指標として注視するコアPCE価格指数は前月比+0.3%、前年比+3.4%と、それぞれ前月分の+0.2%、+3.3%から伸びが加速する見込みで、予想通りの伸びとなれば、利上げ見通しの一段の強まりが相場の重しとなることが警戒される。相場をけん引するAI関連株の持続性を巡っては、水曜日に発表されるマイクロン・テクノロジーの決算やガイダンスが注目される。このほか、新規公開したスペースX株の動向にも要注目か。スペースX株は12日のIPO後、15、16日も大幅に続伸したが、17、18日は利益確定売りに押された。今後、アンソロピックやオープンAIといった超大型AI企業のIPOが控えており、スペースX株の動向がセンチメントを左右しそうだ。

 今晩は主要な米経済指標や決算発表はなし(執筆:6月22日、14:00)
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