NYマーケットダイジェスト・22日 株まちまち・金利上昇・ドル高

(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.57円(前営業日比△0.27円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.65円(▲0.46円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1429ドル(▲0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:51712.71ドル(△148.01ドル)
ナスダック総合株価指数:26166.60(▲351.33)
10年物米国債利回り:4.51%(△0.06%)
WTI原油先物7月限:1バレル=74.82ドル(▲1.78ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4202.7ドル(▲43.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は反発。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、米長期金利が上昇し全般ドル買いを促した。23時過ぎに一時161.93円まで上昇し、2024年7月以来の高値を更新した。
 ただ、同年同月の高値161.95円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。政府・日銀による為替介入への警戒感が高まる中、24時前に一時161.08円と日通し安値を付けた。「片山財務相は22日夜、ベッセント米財務長官とオンラインで緊急会談を実施。歴史的な円安への対応を協議し、為替介入の可能性についても議論したようだ」との報道も相場の重し。市場では「161.95円は当局にとって『防衛ライン』とみられている。介入への警戒が一気に強まり、円安・ドル高の流れにいったんブレーキがかかった」との声が聞かれた。
 もっとも、米利上げ観測を背景にしたドル高の流れはファンダメンタルズに沿った動き。売りが一巡するとじりじりと下値を切り上げた。

・ユーロドルは反落。米利上げ観測の高まりを背景に米長期金利が上昇すると、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。4時30分過ぎに一時1.1419ドルと日通し安値を付けた。ただ、前週末の安値1.1418ドルが目先サポートとして意識されるとひとまず下げ止まった。

・ユーロ円は3日ぶりに反落。21時30分過ぎに一時185.40円と本日高値を付けたものの、24時前には184.39円の本日安値まで一転下落した。その後の戻りも184.74円付近にとどまり、4時前には再び184.39円まで押し戻された。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。米国とイランの戦闘終結に向けた協議が進展するとの期待から、投資家心理が改善し株買いが優勢となった。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。「著名AI人材が相次ぎ競合に移籍した」と伝わったアルファベットが5%超下落した。イーロン・マスク氏が率いるスペースXは16%超の急落となった。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。FRBによる年内利上げ観測を背景に、債券売りが優勢となった。

・原油先物相場は続落。週末にイランがホルムズ海峡を再び閉鎖したと表明し、週明け時間外取引では79ドル手前まで買いが先行した。ただし、一巡後は売り戻しが優勢に。超大型タンカーが湾岸地域に向けてホルムズ海峡に入ったことが伝わり、加えて、海峡の日次通航数も回復基調にあるとの報道もあった。原油供給不安が後退する中、一時74ドル台半ばまで水準を切り下げた。

・金先物相場は続落。米金利先高観の強まりから利子の付かない金の地合いは弱く、時間外取引で4100ドル台半ばまで下落幅を広げた。その反動による買い戻しはみられたが、18日終値の手前では頭を抑えられた。為替でドル高が進んだこともドル建て金の重しとなり、通常取引で再び4200ドルを割り込む場面があった。

(中村)
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