NY株見通し-ハイテク株安の警戒続くか、米6月PMI速報値に注目

 今晩はハイテク株を中心に軟調か。前日のNY株式市場は高安まちまちとなった。米国とイランの交渉進展に伴う原油相場の下落が相場の下支えとなる中、キャタピラーやJPモルガン・チェースなどの景気敏感株が上昇し、ダウ平均は148.01ドル高と続伸した。一方、先週のタカ派的なFOMCを受けた利上げ前倒し懸念から米10年債利回りが4.50%に上昇したことがハイテク株の逆風となる中、ナスダック総合指数は1.32%安と反落し、機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も反落した。相次ぐ著名研究者のライバル企業移籍が嫌気されたアルファベットが大幅安となったこともナスダック総合やS&P500の重しとなった。

 今晩のNY株式市場は、前日の大型ハイテク株売りの流れが継続するかが焦点となる。取引開始前の先物市場ではナスダック100先物などが下落しており、韓国や日本などアジア株の大幅下落も投資家心理の重しとなりやすい。経済指標では朝方に発表される6月のS&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値が注目される。足もとの景気の現状や、それを受けた米長期債利回りも要注目となる。

 今晩の米経済指標・イベントは6月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値のほか、6月リッチモンド連銀製造業総合指数など。企業決算は寄り前にカーニバル、引け後にフェデックスなどが発表予定。(執筆:6月23日、14:00)
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