ロンドン為替見通し=ポンド、英金融安定報告書に注目 ユーロは当局者発言に注視
本日のロンドン為替市場では、昨日NY市場で買いが強まったポンドの堅調さが続くか注目したい。東京午前でも対ドルで1.34ドル台に一時乗せ、対ユーロでも昨年6月以来のポンド高を記録している。ユーロドルについては、欧州当局者の発言を見極めながらの取引か。
ポンド高が進んだ要因の1つは、イングランド銀行(英中銀、BOE)の追加利上げ観測だ。ベイリーBOE総裁が「利下げは再び議論の対象ではない」と発言。また、マン金融政策委員会(MPC)委員も、年内利上げの織り込みが急速に後退したことで金融環境が緩和方向に傾き、それ自体がインフレ抑制効果を弱めるとし、追加利上げの必要性を改めて強調した。
これに加え、スターマー首相の辞意表明でバーナム下院議員が有力な次期首相候補として浮上。新政権への期待感から政治リスクが後退し、積み上がっていたポンド売りポジションの買い戻しが加速する形となった。
そういったなか、本日は英中銀が金融安定報告書(Financial Stability Report)を公表する。利上げ・利下げの判断を直接示すものではないが、英金融政策委員会(FPC)による金融環境の評価がタカ派色を帯びれば、追加利上げ観測を後押しする材料として意識されるだろう。
なお、ベイリー総裁の記者会見は本日ブルームバーグ・ロンドンオフィスで開催される予定。英国の家計・企業の財務状況や金融システムへのリスク評価に関する発言が出れば、ポンドが反応する場面もありそうだ。
ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)の9月追加利上げへの思惑が根強いなか、本日は金融当局者の発言が手がかりとなりそうだ。ハト派のパネッタ伊中銀総裁がインフレ鈍化を強調し、タカ派のコッハー・オーストリア中銀総裁が引き締め継続を鮮明にするようであれば、両者の温度差が意識されてユーロは神経質に上下する展開も想定しておきたい。一方、それぞれのスタンスから外れるような予想外の発言がでれば、ユーロドルはレンジを広げる場面もありそうだ。
想定レンジ上限
・ポンドドル、6月5日高値1.3483ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1490ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、21日移動平均線1.3306ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1403ドル
(小針)
ポンド高が進んだ要因の1つは、イングランド銀行(英中銀、BOE)の追加利上げ観測だ。ベイリーBOE総裁が「利下げは再び議論の対象ではない」と発言。また、マン金融政策委員会(MPC)委員も、年内利上げの織り込みが急速に後退したことで金融環境が緩和方向に傾き、それ自体がインフレ抑制効果を弱めるとし、追加利上げの必要性を改めて強調した。
これに加え、スターマー首相の辞意表明でバーナム下院議員が有力な次期首相候補として浮上。新政権への期待感から政治リスクが後退し、積み上がっていたポンド売りポジションの買い戻しが加速する形となった。
そういったなか、本日は英中銀が金融安定報告書(Financial Stability Report)を公表する。利上げ・利下げの判断を直接示すものではないが、英金融政策委員会(FPC)による金融環境の評価がタカ派色を帯びれば、追加利上げ観測を後押しする材料として意識されるだろう。
なお、ベイリー総裁の記者会見は本日ブルームバーグ・ロンドンオフィスで開催される予定。英国の家計・企業の財務状況や金融システムへのリスク評価に関する発言が出れば、ポンドが反応する場面もありそうだ。
ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)の9月追加利上げへの思惑が根強いなか、本日は金融当局者の発言が手がかりとなりそうだ。ハト派のパネッタ伊中銀総裁がインフレ鈍化を強調し、タカ派のコッハー・オーストリア中銀総裁が引き締め継続を鮮明にするようであれば、両者の温度差が意識されてユーロは神経質に上下する展開も想定しておきたい。一方、それぞれのスタンスから外れるような予想外の発言がでれば、ユーロドルはレンジを広げる場面もありそうだ。
想定レンジ上限
・ポンドドル、6月5日高値1.3483ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・基準線1.1490ドル
想定レンジ下限
・ポンドドル、21日移動平均線1.3306ドル
・ユーロドル、日足一目均衡表・転換線1.1403ドル
(小針)