NYマーケットダイジェスト・15日 株高・金利低下・ポンド高・ドル安

(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=162.19円(前営業日比▲0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.93円(△0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1463ドル(△0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:52658.64ドル(△150.37ドル)
ナスダック総合株価指数:26269.23(△162.22)
10年物米国債利回り:4.55%(▲0.04%)
WTI原油先物8月限:1バレル=79.60ドル(△0.26ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4051.8ドル(▲17.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   ▲2.7%      ▲2.2%
7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
         15.6       5.7
6月米卸売物価指数(PPI)
(前月比)   ▲0.3%     0.6%・改
(前年比)    5.5%     6.0%・改
食品とエネルギーを除くコア指数
(前月比)    0.2%     0.1%・改
(前年比)    4.7%     4.6%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。米国とイランのホルムズ海峡をめぐる緊張が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時過ぎに一時1.1406ドルと日通し安値を更新した。
 ただ、前日の6月米消費者物価指数(CPI)に続き、本日発表の同月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが優勢に。前日の高値1.1462ドルを上抜けて、3時30分過ぎに一時1.1483ドルまで上値を伸ばした。
 なお、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長は米上院銀行委員会での議会証言で、6月のインフレデータが軒並み予想を下回ったことについて「物価の基調をみるうえで不完全な統計だ」と指摘し、インフレ抑止に注力する姿勢を改めて強調した。

・ポンドは全面高の展開。ポンドドルは一時1.3558ドルと5月12日以来の高値を付けたほか、ポンド円は219.61円と2008年1月以来の高値を更新した。また、ユーロポンドは0.8455ポンドと昨年6月以来の安値を更新した。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙が「英次期首相に就任予定のバーナム氏は次期財務相に財政規律を重視するマフムード現内相を指名する見通し」と報じると、英財政悪化懸念が後退しポンド買いが広がった。

・ドル円は小幅ながら続落。米インフレ指標の下振れを受けて米利上げ観測が一段と後退する中、全般ドル売りが進行。3時過ぎに一時161.90円と日通し安値を付けた。
 ただ、ファンダメンタルズ面では円売り圧力が依然として強く、下値は限定的だった。ポンド円中心にクロス円が上昇した影響も受けた。

・ユーロ円は3日続伸。21時過ぎに一時185.21円付近まで値を下げたものの、オセアニア時間に付けた日通し安値185.18円がサポートされると一転買い戻しが優勢に。ユーロドルの上昇につれた買いも入り一時186.00円と日通し高値を更新した。米国株相場の上昇なども相場の支援材料。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前日の6月米CPIに続き、本日発表の同月米PPIが予想を下回ると、米利上げ観測が一段と後退し株買いが広がった。ただ、半導体関連株が売られると、指数は下げに転じる場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸。マイクロソフトやメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどの上昇が目立った。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。前日の6月米CPIに続き、本日発表の同月米PPIが予想を下回ると、米利上げ観測が一段と後退し債券買いが広がった。

・原油先物相場は3日続伸。米国が5日連続でイランへの攻撃を実施するなど、両国の対立激化を背景に一時81ドル手前まで上昇した。ただ、3日続伸していた反動から利益確定売りが優勢となり、上げ幅を縮小して取引を終えた。

・金先物相場は反落。終始前日終値近辺で上下するなど方向感に乏しい展開が続いた。米国が5日連続でイランへの攻撃を実施するなど、両国の緊張が依然として高いことが上値を抑えた。一方、引けにかけては米長期金利の低下を背景にポンド主導でドル売りが強まり、下げ幅を縮小して取引を終えた。

(中村)
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