NYマーケットダイジェスト・22日 株安・原油高・金利上昇・円もみ合い

(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=163.15円(前営業日比▲0.02円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=186.18円(△0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1412ドル(△0.0014ドル)
ダウ工業株30種平均:52218.58ドル(▲6.06ドル)
ナスダック総合株価指数:25690.90(▲146.31)
10年物米国債利回り:4.65%(△0.02%)
WTI原油先物9月限:1バレル=86.83ドル(△2.49ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4151.9ドル(△75.5ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比)   1.9%       ▲2.7%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円はほぼ横ばい。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高に加えて、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると、2時30分過ぎに一時163.18円付近まで値を上げた。ただ、アジア時間に付けた日通し高値163.22円や前日に付けた1986年12月以来39年7カ月ぶりの高値163.24円を上抜けることは出来なかった。
 なお、トランプ米大統領はこの日、自身のSNSに「今後イランがホルムズ海峡で船舶を攻撃した場合、米国はイランの橋または発電所を破壊する」と警告。米国とイランの対立が激化しかねないとの懸念は高まっている。

・ユーロドルは5日ぶりに小反発。22時30分過ぎに一時1.1422ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1429ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。
 ただ、明日23日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に様子見ムードも強く、大きな方向感は出なかった。今日の安値は1.1397ドルで1日の値幅は0.0025ドル程度と小さかった。
 なお、市場では「今回のECB理事会では政策金利を据え置くとの予想が多いものの、次回9月以降の政策判断に関する手掛かりが示されるかに注目が集まっている」との声が聞かれた。

・ユーロ円は小幅ながら続伸。20時過ぎに一時185.87円付近まで下押ししたものの、取引終了間際に186.21円と日通し高値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小反落。中東情勢の緊迫化や原油先物相場の上昇が相場の重しとなった。ただ、景気敏感株やディフェンシブ株の一角に買いが入ると、指数は上げに転じる場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落。引け後に発表されるIBMやテスラ、アルファベットの決算に注目が集まる中、持ち高調整目的の売りに押された。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。中東情勢が再び緊迫化する中、原油先物相場が上昇すると、インフレへの懸念が高まり債券に売りが出た。利回りは一時4.6626%前後と5月20日以来約2カ月ぶりの高水準を付けた。

・原油先物相場は4日続伸。イラン戦争についてトランプ米大統領は「まだ終わっていない」と警告し、米軍の攻撃は続いている。中東情勢の緊迫度が強まるなか、エネルギー供給への懸念が高まり、原油相場は上値を試す展開となった。本日から期先限月となった9月限は一時88ドル半ばまで急騰し、一巡後は上げ幅を縮めたものの、底堅さは維持された。

・金先物相場は続伸。前日同様に原油高、米長期金利の上昇、ドル高地合いの継続など、金相場にとってはアゲインストとなる材料が並んだものの、金先物は堅調に推移した。時間外取引で4100ドル台に乗せると、NY勢の本格参入後には4170ドル台まで上値を伸ばした。イラン紛争の先行き不透明感が強まるなか、安全資産としての需要がこの日も意識された。

(中村)
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