ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では163.92円と22時時点(163.67円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。中東情勢を巡る緊張が高まる中、WTI原油先物相場や米長期金利が上昇すると全般ドル買いが進行。24時前に一時163.99円と1986年11月以来39年8カ月ぶりの高値を付けた。
 なお、米長期金利の指標とされる10年債利回りは一時4.7115%前後と昨年1月以来1年半ぶりの高水準を記録した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.1371ドルと22時時点(1.1385ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化を背景とした原油高に加えて、米長期金利の上昇に伴うドル買いが入ると、一時1.1364ドルと1日以来の安値を付けた。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は定例理事会後の記者会見で「最近のデータは経済活動の若干の改善を示唆」「インフレのリスクは上振れ方向」「成長見通しへのリスクは下振れ方向」「一部のメンバーからは、利上げを行うべきかどうかについて疑問が呈された。ただ、現状の対応で十分であり、様子見できると判断した」などと述べたと伝わった。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では186.40円と22時時点(186.34円)と比べて6銭程度のユーロ高水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

 南アフリカランドは下落。南アフリカ準備銀行(SARB、中央銀行)はこの日、政策金利を現行の7.00%で据え置くことを決めたと発表。市場では0.25%の利上げが見込まれていたため、発表後は全般ランド売りが優勢となった。対ドルでは一時16.7643ランド、対円では9.78円までランド安が進んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:163.00円 - 163.99円
ユーロドル:1.1364ドル - 1.1436ドル
ユーロ円:186.04円 - 186.66円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。