ロンドン為替見通し=ユーロドル、ECB議事要旨を確認 その後は手控えムード広がるか
本日のロンドン為替市場では、ユーロドルは9月利上げ観測が高まるなかで公表される欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨の確認が中心となりそうだ。明日にはジャクソンホール会合でのウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演も控えており、次第に様子見姿勢を強める展開が見込まれる。
まず、欧州中盤に前述のECB理事会議事要旨(7月22-23日分)が公表予定。この時の会合では、政策金利は市場予想通り据え置かれた。しかし、声明では「不確実性は高いままであり、エネルギーショックのインフレへの全影響はまだ現れていない」と指摘、9月の利上げに含みを持たせた。また、ラガルドECB総裁は会見で「一部のメンバーからは、利上げを行うべきかどうかについて疑問が呈された。ただ、現状の対応で十分であり、様子見できると判断した」と述べた。
今月発表された独8月のZEW景況感調査やIFO企業景況感指数がいずれも予想より強い結果となるなど、独景気の底堅さが示されていることはユーロにとって好材料である。金利先物市場では9月利上げがほぼ織り込まれている状況である。もし議事要旨にて、声明や総裁会見内容よりもタカ派的な内容が明らかとなれば、9月利上げが一段と意識されて買いが入る展開もあり得る。内容に注目したい。
もっとも、市場の関心が明日のウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演に集まっている点を踏まえると、様子見ムード広がって売買が手控えられる展開も想定される。そうなると、昨日と同様に米・イラン情勢を受けた原油相場を眺めつつ、方向感を模索することになるかもしれない。
そのほか、欧州序盤には9月独GFK消費者信頼感調査や7月仏卸売物価指数(PPI)なども発表予定となっている。なお、主だった要人発言は予定されていない。
他方、ユーロドルではテクニカル面が気になる。20・21日に1.17ドル台へ乗せたものの一時的にとどまり、上影陽線が連続。その後はじり安となり、昨日は1.1642ドルまで下落した。1.1630ドル台には日足一目均衡表・転換線や200日線などが位置し、攻防の分岐点となりそうだ。明確に下抜ければ下値余地が広がる一方、支持されれば調整一服から買い戻しが入る可能性がある。
想定レンジ上限
・ユーロドル、8月20・21日高値1.1711ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、21日移動平均線1.1584ドル
(川畑)
まず、欧州中盤に前述のECB理事会議事要旨(7月22-23日分)が公表予定。この時の会合では、政策金利は市場予想通り据え置かれた。しかし、声明では「不確実性は高いままであり、エネルギーショックのインフレへの全影響はまだ現れていない」と指摘、9月の利上げに含みを持たせた。また、ラガルドECB総裁は会見で「一部のメンバーからは、利上げを行うべきかどうかについて疑問が呈された。ただ、現状の対応で十分であり、様子見できると判断した」と述べた。
今月発表された独8月のZEW景況感調査やIFO企業景況感指数がいずれも予想より強い結果となるなど、独景気の底堅さが示されていることはユーロにとって好材料である。金利先物市場では9月利上げがほぼ織り込まれている状況である。もし議事要旨にて、声明や総裁会見内容よりもタカ派的な内容が明らかとなれば、9月利上げが一段と意識されて買いが入る展開もあり得る。内容に注目したい。
もっとも、市場の関心が明日のウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演に集まっている点を踏まえると、様子見ムード広がって売買が手控えられる展開も想定される。そうなると、昨日と同様に米・イラン情勢を受けた原油相場を眺めつつ、方向感を模索することになるかもしれない。
そのほか、欧州序盤には9月独GFK消費者信頼感調査や7月仏卸売物価指数(PPI)なども発表予定となっている。なお、主だった要人発言は予定されていない。
他方、ユーロドルではテクニカル面が気になる。20・21日に1.17ドル台へ乗せたものの一時的にとどまり、上影陽線が連続。その後はじり安となり、昨日は1.1642ドルまで下落した。1.1630ドル台には日足一目均衡表・転換線や200日線などが位置し、攻防の分岐点となりそうだ。明確に下抜ければ下値余地が広がる一方、支持されれば調整一服から買い戻しが入る可能性がある。
想定レンジ上限
・ユーロドル、8月20・21日高値1.1711ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、21日移動平均線1.1584ドル
(川畑)