NY株見通しー大手金融機関の決算結果を見極める展開か

 今晩は決算結果を見極める展開か。前日のNY株式相場はまちまちの展開となった。ダウ平均は好調な主要企業決算やAI投資への期待、セールスフォースの上昇に支えられ、195.60ドル高(+0.38%)と3日続伸した。一方、ナスダック総合は0.44%安と反落し、S&P500もわずかにマイナス圏で終了した。中国のCXMT(チャンシン・メモリー・テクノロジーズ)による次世代メモリー進出報道を受けてマイクロンなど半導体株が大幅安となり、ハイテク全般の重荷となった。また、祝日による国債市場の休場や中東情勢への警戒感も積極的な買いを控える要因となった。

 今晩のNY株式市場は、取引開始前に発表される大手金融機関などの決算結果を消化する展開となりそうだ。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどの主要決算が出揃い、その内容や業績見通しが市場の期待に応えられるかが焦点となる。特にS&P500構成企業の利益成長率に対して高い予想が示されているだけに、好決算への初期反応が相場全体の方向感を左右する。また、米連邦準備理事会(FRB)高官の発言予定もあり、金融政策の先行きを見極める動きも平行して進むとみられる。9月中古住宅販売件数などの経済指標も公表されるが、市場の関心は企業業績に集中しそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは9月NFIB中小企業楽観度指数、9月中古住宅販売件数、9月財政収支など。要人発言はウォラーFRB理事、バーキン米リッチモンド連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁など。企業決算は寄り前にゴールドマン・サックス、シティグループ、JPモルガン・チェース、ドミノ・ピザ、ウェルズ・ファーゴ、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッドヘルスなどが発表予定。(執筆:10月13日、14:00)

(松井)
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