NY株見通しー今週は本格化する決算発表や米9月CPIに注目

 今週のNY市場は本格化する決算発表や米9月CPIに注目。先週はダウ平均が0.93%高と反発し、ナスダック総合が0.64%高と4週続伸した。週前半は原油下落やAI関連株への買いを支えに主要指数が史上最高値を更新した。週半ばに米10年債利回りが約24年ぶりの高水準へ上昇したことや、オープンAIの売上報道に伴うAI株売りで一時下落したものの、週末はITやヘルスケアの買い戻しに加え、トランプ大統領によるロシアとのディーゼル供給合意発表を受けた原油高警戒の和らぎから反発し、主要3指数がそろって週間でプラスとなった。

 今週は第3四半期の決算発表本格化と重要インフレ指標の発表が焦点となる。火曜日のJPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、シティグループ、水曜日のバンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなど大手金融株の決算発表が予定されているほか、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッドヘルス、トラベラーズなど主要企業の決算が相次ぐ。強固な企業業績(S&P500の増益率は29.6%予想)が金利高や原油高への警戒感を和らげられるかが鍵だ。経済指標では水曜日発表の9月消費者物価指数(CPI)(総合指数は前年比3.6%へ加速予想)や木曜日の9月生産者物価指数(PPI)、9月小売売上高が注目され、インフレ圧力や消費の動向が月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けた金融政策見通しと相場の方向性を左右しそうだ。

 今晩はコロンブスデーで債券市場が休場。主要な米経済指標、企業決算の発表はなし。(執筆:10月12日、14:00)

(松井)
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