米戦略石油備蓄が1982年以来の低水準に激減
イラン戦争による中東からの原油供給中断に対応するため、国際エネルギー機関(IEA)加盟32カ国による協調放出が進められる中、米国の戦略石油備蓄(SPR)残高が約2億8,300万バレルまで減少した。米エネルギー省(DOE)のデータに基づきロイター等が報じたもので、1982年10月以来、約44年ぶりの低水準となる。
米国は全体の協調放出枠(4億バレル)のうち1億7,200万バレルの放出を担っており、現在のSPR貯蔵率は規定容量(7億1,400万バレル)の40%未満へ低下した。今回の放出は将来的な原油返還を義務付ける「交換(貸与)」形式であるため、将来的な穴埋め需要が市場を支える要因となる一方、足元での備蓄枯渇は中東情勢がさらに緊迫化した場合の米政府の危機対応能力を削ぐリスクとして意識されている。
(越後)
米国は全体の協調放出枠(4億バレル)のうち1億7,200万バレルの放出を担っており、現在のSPR貯蔵率は規定容量(7億1,400万バレル)の40%未満へ低下した。今回の放出は将来的な原油返還を義務付ける「交換(貸与)」形式であるため、将来的な穴埋め需要が市場を支える要因となる一方、足元での備蓄枯渇は中東情勢がさらに緊迫化した場合の米政府の危機対応能力を削ぐリスクとして意識されている。
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