NY為替見通し=ドル円 決算を受けた米株や指標後の米債を眺めながらの取引

 本日のニューヨーク為替市場でドル円は、主要企業の決算発表を受けた米株式市場の動向や、経済指標の結果次第で動意付くであろう債券市場を眺めながらの取引か。ただ明日には米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表が控えており、大きくレンジを広げることは難しいかもしれない。

 企業決算は、寄り前にダウ平均採用銘柄のマクドナルドやコカ・コーラ、そして3M。他にはGEやGMの決算発表も予定されている。また今年2度目の業績見通し下方修正を発表したウォルマートへの売り圧力も相場に影響しそうだ。

 経済指標は日本時間23時に、6月米新築住宅販売件数(予想:前月比▲5.2%/66.0万件)が発表予定。また同時に、7月米消費者信頼感指数(予想:97.2)、同月リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:▲14)などの結果も明らかになる。※▲はマイナス。

 前述指標は全てが前回から弱い数値が想定されている、経済減速への見方が強まるなかで更なる下振れは警戒しておきたい。足もとの景気悪化が確認されるようであれば、先週末から強まっている米長期債の買い戻し加速に繋がりそうだ。米10年債利回りは5月に支えられた2.70%台が気にすべき水準か。

 その他、ユーロは昨日同様に天然ガス価格に振らされることになるか。欧州向けの天然ガス供給をロシアは依然として渋り、欧州ガス価格の指標とされるオランダTTF天然ガス先物は本日も買いが先行。直近高値を上回って3月前半以来の水準まで上昇した。欧州景気への悪影響が嫌気されてユーロドルも1.01ドル台に再び入り、昨日安値も割り込んだ。

 昨日のノルドストリーム1を巡るやり取りで確認できたことは「ロシアを信じるな」ということ。しかしながら欧州の現状は、そのロシアに天然ガスを頼らざるを得ない。このままエネルギー価格が高止まりするようならば、欧州経済の本格的な回復はかなり先送りされることになりそうだ。

想定レンジ上限
・ドル円は昨日高値136.79円を念頭に、超えるようだと日足一目均衡表・転換線137.48円が意識される。ユーロドルは昨日高値1.0258ドル。

想定レンジ下限
・ドル円は昨日安値135.89円、ユーロドルが22日安値1.0130ドル。


(小針)
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