NYマーケットダイジェスト・20日 株反落・金利上昇・原油安・ドル高

(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=143.75円(前営業日比△0.54円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.34円(▲0.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9971ドル(▲0.0053ドル)
ダウ工業株30種平均:30706.23ドル(▲313.45ドル)
ナスダック総合株価指数:11425.05(▲109.97)
10年物米国債利回り:3.56%(△0.07%)
WTI原油先物10月限:1バレル=84.45ドル(▲1.28ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1671.1ドル(▲7.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
8月米住宅着工件数         157.5万件    140.4万件・改
   建設許可件数         151.7万件    168.5万件・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は続伸。20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げが見込まれる中、米10年債利回りが一時3.6004%前後と2011年4月以来の高水準を記録すると全般ドル買いが先行。22時30分過ぎに一時143.92円と日通し高値を付けた。
 米10年債利回りが3.53%台まで上昇幅を縮めるとドル円にも売りが出て一時143.53円付近まで伸び悩む場面もあったが、下押しは限定的だった。
 なお、FOMCでは3会合連続となる0.75%の大幅利上げが見込まれるほか、同時に公表される政策金利見通し(ドット・チャート)やFOMC後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見では「タカ派寄りの方針が示される可能性が高い」との見方が多い。

・ユーロドルは5営業日ぶりに反落。明日21日のFOMCの結果がタカ派寄りの内容になるとの観測が高まる中、米長期金利が大幅に上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行。22時前に一時0.9955ドルと日通し安値を付けた。
 前週末の安値0.9945ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢となり、0.9999ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍く2時30分過ぎには0.9960ドル付近まで押し戻された。

・ユーロ円は反落。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、欧米株価の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入り、22時前に一時143.02円と本日安値を付けた。その後の戻りも143.70円付近にとどまった。

・米ドルカナダドルはしっかり。米金利上昇に伴う米ドル買いが入ったほか、原油先物価格の下落を受けて産油国通貨とされるカナダドルに売りが出た。市場では「本日発表の8月カナダ消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、インフレのピークアウト観測が台頭している」との指摘もあった。3時30分過ぎには一時1.3375カナダドルと20年10月以来の高値を更新した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。FRBの金融引き締めが長期化するとの観測が高まる中、米長期金利が約11年ぶりの高水準を記録すると、株式への売りが広がった。指数は一時550ドル超下落した。個別ではホーム・デポやゴールドマン・サックスなどの下げが目立った。半面、アップルやボーイングなどが買われた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落し、7月18日以来の安値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは続落。明日21日のFOMCの結果がタカ派寄りの内容になるとの観測が高まる中、債券売りが優勢となった。利回りは一時3.6004%前後と2011年4月以来の高水準を付けた。

・原油先物相場は反落。時間外では前日終値を上回って推移。石油輸出国機構(OPEC)プラスの8月石油生産量が前月に続き目標に届かなかったことが買い材料とされた。ただNY勢が本格参入すると一転し売り戻しが優勢に。FOMCの結果公表を21日NY午後に控え、金融引き締め強化による景気減速への警戒感が高まったことも原油相場の重しとなったようだ。

・金先物相場は続落。序盤から米10年債利回りが2011年4月以来の高い水準を更新し続けると、金利を生まない金は売りが先行。その後に米長期金利は上昇幅を縮めたものの、為替相場でドル買いユーロ売りが優勢になったため、ドル建ての金の上値は抑えられた。

(中村)
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