東京外国為替市場概況・15時 ドル円、神経質

 26日午後の東京外国為替市場でドル円は神経質な値動き。15時時点では143.81円と12時時点(143.96円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。時間外取引で米10年債利回りが3.77%台、米2年債利回りが4.30%台までそれぞれ上昇幅を拡大したことをながめ、日米金利差拡大を意識した買いが入った。一時は144.26円まで本日高値を更新。ただ、先週に政府・日銀による円買い介入が実施された145円台が近づいたことで相場は神経質な動きとなり、15時前には143.50円台まで失速する場面も見られた。
 なお、黒田日銀総裁は「緩和的な金融環境を引き続きしっかりと維持」などの見解を示した。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では0.9629ドルと12時時点(0.9659ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ安水準だった。東京時間午前からの買い戻しが一巡すると、米金利の上昇を背景に0.9620ドル台までやや上値が重くなった。

 ユーロ円は15時時点では138.49円と12時時点(139.04円)と比べて55銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルと同様に買い戻しが一巡すると、138円台後半でのもみ合いとなっていたが、15時前にはドル円の下げにつれて138.30円台まで弱含む場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.27円 - 144.26円
ユーロドル:0.9554ドル - 0.9710ドル
ユーロ円:137.39円 - 139.22円

(岩間)
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