東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値重い

 26日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。8時時点では143.48円とニューヨーク市場の終値(143.31円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。早朝取引で一時143.81円まで上昇し、前週末高値の143.46円を上抜けたが、その後は前週末終値付近まで押し戻された。目先は連休明けの日本株の取引開始や本邦勢の本格参入を待つ状態となっている。

 ユーロドルは下値が堅い。8時時点では0.9699ドルとニューヨーク市場の終値(0.9687ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。早朝に一時0.9660ドルまで下落したものの、一巡後は0.9710ドルまで買い戻された。
 なお、25日に実施されたイタリア総選挙では右派連合が過半数を獲得する見通しと伝わっており、第1党のイタリアの同胞(FDI)を率いるメローニ党首がイタリア初の女性首相となることが予想される。

 ユーロ円は8時時点では139.16円とニューヨーク市場の終値(138.93円)と比べて23銭程度のユーロ高水準だった。朝方に138.52円まで下落したものの、その後はユーロドルと同様に買い戻しが入り、139.22円まで下値を切り上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.27円 - 143.81円
ユーロドル:0.9660ドル - 0.9710ドル
ユーロ円:138.52円 - 139.22円

(岩間)
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