東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、買い強まる

 13日の東京外国為替市場で豪ドルは買いが強まった。対ドルでは0.6680ドル台から0.6721ドルまで上昇し、対円でも昨日高値89.36円を超えて89.51円まで上値を伸ばした。ユーロ豪ドルが1.64豪ドル半ばから1.6365豪ドルまで豪ドル高に振れている。
 注目された3月豪雇用統計は失業率3.5%/新規雇用者数5.30万人増と、それぞれの予想3.6%/2万人増よりも強い結果となった。これを受け豪金利は上昇し、豪ドル買いが優勢となった。

 ドル円は強含み。12時時点では133.24円とニューヨーク市場の終値(133.13円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。仲値後は売り戻しが優勢となり133.04円まで下押しした。もっともその後は133.31円まで切り返す動きに。米・中長期金利の小幅上昇が支えとなり、また日経平均のプラス回復を眺めて底堅い他クロス円の影響も受けた。

 ユーロ円は下値が堅い。12時時点では146.47円とニューヨーク市場の終値(146.34円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が下押すタイミングで146.30円台までじり安となったが、日本株の買い戻しなどを背景に一時146.50円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは12時時点では1.0992ドルとニューヨーク市場の終値(1.0992ドル)とほぼ同水準だった。ユーロ豪ドルのユーロ売りが重しとなり、1.0990ドル台で伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:132.95円 - 133.31円
ユーロドル:1.0988ドル - 1.1005ドル
ユーロ円:146.18円- 146.60円


(小針)
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