東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、弱含み

 26日の東京外国為替市場で豪ドルは弱含み。来週に豪準備銀行(RBA)理事会を控えるなか、豪インフレ指標の発表を受けて対ドルでは0.6612ドル、対円で88.31円まで売られた。豪消費者物価指数(CPI)は、1-3月期が前期比1.4%/前年同期比7.0%と予想から僅かに上振れたものの前四半期から伸び率は減速。3月分は前年比6.3%と、前回からの鈍化予想から更に下振れた。

 ドル円は戻り限定。12時時点では133.57円とニューヨーク市場の終値(133.76円)と比べて19銭程度のドル安水準だった。前日の終値付近で伸び悩み、米・中期金利の低下を眺めながらドル売り圧力が再び強まると、11時頃には133.44円までじり安に。昨日安値133.37円の手前では下げ止まるも、戻りも133.61円付近までと限られた。

 ユーロ円はやや下げ渋り。12時時点では146.62円とニューヨーク市場の終値(146.78円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げにつれて146.46円まで弱含むも、一巡後は146.60円台を回復した。ユーロ豪ドルが1.6597豪ドルまでユーロ高が進んでおり、その影響も受けたようだ。

 ユーロドルは12時時点では1.0977ドルとニューヨーク市場の終値(1.0973ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。動意の鈍さが続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:133.44円 - 133.90円
ユーロドル:1.0968ドル - 1.0980ドル
ユーロ円:146.46円 - 146.95円

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。