東京外国為替市場概況・10時 ドル円 底堅い

 19日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では149.21円とニューヨーク市場の終値(149.15円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。8時過ぎにつけた149.03円を下値に下げ渋り149.26円までじり高になるなど、149円前半で底堅い動き。ただ、日銀金融政策決定会合の結果公表と植田日銀総裁の会見を見極めたいこともあって、依然として様子見ムードが強い。明日が春分の日の祝日で本日は実質ゴトー日(5・10日)だが、仲値公示に向けて目立つ動きは見られなかった。

 ユーロ円は小動き。10時時点では162.18円とニューヨーク市場の終値(162.17円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。162.03円を下値に底堅い動きも、円相場全体が日銀の金融政策待ちとなっており、162円前半で動意は限定的。昨日に1000円超高と暴騰した日経平均は調整の売りが優勢となるも、反応は限られた。

 ユーロドルは10時時点では1.0869ドルとニューヨーク市場の終値(1.0872ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。本日これまでのレンジはわずか6pips程度とこう着相場が続いている。時間外の米10年債利回りもNY終値付近で値動きが鈍く、手がかりとはなっていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.03円 - 149.26円
ユーロドル:1.0869ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:162.03円 - 162.28円

(金)
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