欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 29日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では156.42円と20時時点(155.87円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。イエレン米財務長官は先週、為替介入を牽制しており、そのお膝元であるニューヨーク市場での覆面介入はやりづらいのではないかとの思惑から156.50円前後まで反発した。
 なおウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙は、「日本の通貨当局がドル売り・円買い介入を行った模様」と報じた。

 ユーロドルは小幅安。22時時点では1.0703ドルと20時時点(1.0717ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。4月独CPI速報値は前月比/前年比ともに予想を下回った。発表当初は反応が鈍かったユーロドルも徐々に弱含み、1.0699ドル前後まで上値を切り下げた。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では167.39円と20時時点(167.03円)と比べて36銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の反発に連れ高となり、167.70円前後まで強含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.54円 - 160.17円
ユーロドル:1.0687ドル - 1.0734ドル
ユーロ円:165.66円 - 171.56円

(山下)
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