東京外国為替市場概況・10時 ドル円、伸び悩み

 5日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。10時時点では144.45円とニューヨーク市場の終値(144.47円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。安寄りした日経平均や低下して始まった時間外の米債利回りを眺めて下押すも、144.39円までと限定的だった。その後は、ドル不足が多いとされるゴトー日(5・10日)仲値に向けた思惑的な買いで144.56円まで切り返した。もっとも10時前の仲値は盛り上がらず、再び144.40円台に押し戻されている。

 ユーロ円は買い戻し一服。10時時点では157.26円とニューヨーク市場の終値(157.17円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。日経平均が370円超安まで下げ幅を拡大しても反応は鈍く、逆に下げ幅縮小に対しては157.42円まで反発する展開に。しかしながら、一巡後はドル円の伸び悩みにつれて157.20円台まで上値を切り下げた。

 ユーロドルは下げ渋り。10時時点では1.0886ドルとニューヨーク市場の終値(1.0879ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。昨日安値1.0877ドルの手前で下げ止まり、1.0891ドルまで持ち直した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.39円 - 144.56円
ユーロドル:1.0878ドル - 1.0891ドル
ユーロ円:157.12円 - 157.42円


(小針)
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