東京外国為替市場概況・10時 ドル円、軟調

 6日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では144.23円とニューヨーク市場の終値(144.66円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。朝方からの売りの流れが継続。日経平均株価が一時480円超安まで下げ幅を拡大したことも重しとなり、一時144.20円まで値を下げた。仲値にかけた買いなどが入る場面もあったが、買い戻しの勢いは鈍かった。

 ユーロ円も軟調。10時時点では156.47円とニューヨーク市場の終値(157.02円)と比べて55銭程度のユーロ安水準だった。株安を手掛かりにした円買い・ユーロ売りが進み、6月27日以来の安値となる156.43円まで下押しした。また、豪ドル円が95.93円、NZドル円が89.13円まで下落するなど、他のクロス円も総じて軟調推移となった。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0848ドルとニューヨーク市場の終値(1.0854ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取り引きが中心となったことで値幅は限られていたが、リスクオフの地合いに沿って一時1.0847ドルまで下押し。昨日安値の1.0851ドルを下抜けた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.20円 - 144.66円
ユーロドル:1.0847ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:156.43円 - 157.04円

(岩間)
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