東京外国為替市場概況・12時 ドル円、戻り鈍い

 6日の東京外国為替市場でドル円は戻りが鈍い。12時時点では144.24円とニューヨーク市場の終値(144.66円)と比べて42銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが時間外でも上昇したことを受けてドル買い戻しとなるも、144.40円台では頭を抑えられた。400円超安で前場引けした日経平均の動きも重しとなり、再び144.20円台まで水準を下げた。

 ユーロ円は上値重い。12時時点では156.46円とニューヨーク市場の終値(157.02円)と比べて56銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の持ち直しにつれて156.70円付近まで買い戻されたものの、ドル円が緩むと共に156.50円割れまで押し戻された。総じて弱いアジア株もリスク回避の円買いを意識させた。

 ユーロドルはじり安。12時時点では1.0847ドルとニューヨーク市場の終値(1.0854ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。弱いユーロクロスの動きも重しとなり1.0843ドルまで下値を広げ、その後の戻しも限られた。
 なおユーロポンドは0.8538ポンド、ユーロスイスフランが0.9746フランまで昨日からの安値を更新している。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.20円 - 144.66円
ユーロドル:1.0843ドル - 1.0858ドル
ユーロ円:156.43円 - 157.04円


(小針)
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