東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り一服

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は売り一服。17時時点では143.91円と15時時点(143.71円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。欧州通貨に対してドルが徐々に弱含んだ影響もあり、16時半前には143.56円までじり安になった。しかし、その後は時間外の米10年債利回りが上昇幅を拡大すると143.98円前後まで買い戻され、ドル売りは一服となっている。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0855ドルと15時時点(1.0854ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。独10年債利回りが窓を開けて大幅に上昇すると、ユーロドルは1.0875ドルまで上値を伸ばした。しかしながら、米金利も上げ幅を拡大したこともあり、買いの勢いは限られ1.08ドル半ばでもみ合いになっている。
 なお、英10年債利回りが昨年10月以来となる4.58%台まで上昇したことに連れて、ポンドドルも1.2731ドルまで上値を広げたが、ユーロドル同様に上値も抑えられた。

 ユーロ円は買い戻し。17時時点では156.22円と15時時点(155.98円)と比べて24銭程度のユーロ高水準だった。欧州金利が上昇するとユーロ円は156.35円付近まで反発し、買い戻しが優勢となっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.56円 - 144.66円
ユーロドル:1.0834ドル - 1.0875ドル
ユーロ円:155.85円 - 157.04円

(松井)
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