東京外国為替市場概況・12時 豪ドル、強含み

 4日の東京外国為替市場で豪ドルは強含み。対円では早朝につけた94.17円を下値に94.60円まで上昇し、対ドルでも0.64ドル半ばから0.6475ドルまで水準を上げた。中国当局が前週末に打ち出した住宅需要を喚起する政策が好感され、不動産関連株を中心に香港・中国株が堅調に推移。豪州は中国と経済的な結びつきが依然として強く、その通貨・豪ドルにとっても買い材料とされた。

 ユーロドルは小じっかり。12時時点では1.0785ドルとニューヨーク市場の終値(1.0780ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。豪ドル/ドルにつれる形で1.0780ドル台に乗せて下値を切り上げた。

 ユーロ円は下げ渋り。12時時点では157.62円とニューヨーク市場の終値(157.58円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。底堅い日経平均や強いハンセンや上海総合指数を眺めて、157.60円台まで下値を切り上げた。

 ドル円はやや伸び悩み。12時時点では146.14円とニューヨーク市場の終値(146.22円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。東京仲値にかけてはドル買いも散見されたが、一巡後は持ち高調整の売りに押された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.02円 - 146.26円
ユーロドル:1.0772ドル - 1.0788ドル
ユーロ円:157.33円 - 157.69円


(小針)
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