東京外国為替市場概況・12時 豪ドル/ドル、軟調

 5日の東京外国為替市場で豪ドル/ドルは軟調。昨日の反動で売り先行の香港・中国株を眺めて戻り鈍く推移していたところに、さえない中国経済指標が下落圧力を強めた。1日安値0.6438ドルを割り込むと、0.6423ドルまで豪ドル安ドル高に振れている。豪ドル円も9時前の94.70円付近を頭に94.22円まで下押しした。この後は、豪準備銀行(RBA)が13時30分に公表する金融政策が注目される。
 なお8月Caixin中国サービス部門PMIは51.8と市場予想や前回値を下回り、昨年12月以来の低水準を記録した。

 ドル円はしっかり。12時時点では146.72円とニューヨーク市場の終値(146.47円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。仲値後に146.50円を割り込むも直ぐに下値を切り上げた。地合いの強さは変わらず、ドルが対オセアニア通貨で強含んだことにも後押しされて146.75円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルはじり安。12時時点では1.0787ドルとニューヨーク市場の終値(1.0796ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。対オセアニア通貨を中心としたドル高の流れに沿って、1.0784ドルまでユーロ売りドル買いに傾いた。

 ユーロ円は底堅い。12時時点では158.27円とニューヨーク市場の終値(158.13円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。豪ドル円につれ伸び悩む場面はあったものの、ドル円の強さに支えられて昨日高値158.25円を上回り、158.28円まで上げ幅を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.39円 - 146.75円
ユーロドル:1.0784ドル - 1.0798ドル
ユーロ円:158.03円 - 158.28円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。