東京外国為替市場概況・10時 ドル円、小高い

 28日の東京外国為替市場でドル円は小高い。10時時点では151.41円とニューヨーク市場の終値(151.33円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。時間外の米金利上昇にも反応は限られたが、東京仲値前からドル買い・円売りが優勢になると10時過ぎには151.47円まで買われ小高く推移。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.0817ドルとニューヨーク市場の終値(1.0828ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事のタカ派発言を受けて時間外の米10年債利回りが4.21%まで上昇したことで、一時1.0808ドルまで弱含んだ。しかしユーロ円の買いも入り1.08ドルは割り込めず、もみ合いとなっている。

 なお、NZドルは軟調な動き。対ドルでは昨年11月20日以来となる0.5980ドルまで、対円では90.49円まで弱含んだ。3月のニュージーランド(NZ)ANZ企業信頼感が、前回よりも大幅に低下したことが重しになった。

 ユーロ円は下げ渋り。10時時点では163.74円とニューヨーク市場の終値(163.75円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの動きに連れて163.50円まで下押したが、東京仲値にかけて円売りが入ったことで下げ渋り163.70円台まで切り返した。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.26円 - 151.47円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0828ドル
ユーロ円:163.50円 - 163.83円


(松井)
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