東京マーケットダイジェスト・7日 円安・株まちまち

ドル円:1ドル=143.05円(前営業日NY終値比△0.60円)
ユーロ円:1ユーロ=162.58円(△0.60円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1365ドル(▲0.0005ドル)
日経平均株価:36779.66円(前営業日比▲51.03円)
東証株価指数(TOPIX):2696.16(△8.38)
債券先物6月物:140.81円(▲0.38円)
新発10年物国債利回り:1.295%(△0.035%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は強含み。米中が週末に貿易問題を巡ってスイスで閣僚級会議を開くとの発表を受け、米中貿易摩擦が緩和に向かうとの期待から143.31円まで買いが先行した。その後は143.00円を挟んだ水準でのもみ合いとなっていたが、14時前には143.33円までわずかに本日高値を更新。もっとも、今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて積極的に上値を試す動きにはならなかった。

・ユーロ円も強含み。朝方からドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが入った。その後もドル円の高止まりにくわえ、次第にユーロドルが下値を切り上げた影響から底堅い地合いを維持し、一時162.63円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは下げ渋り。朝方に米中通商協議への期待感からドル買いが強まった場面では1.1326ドルまで下振れた。ただ、1.13ドル台前半で下値の堅さを確認すると徐々に買い戻しが入り、15時過ぎには1.1373ドル前後まで下値を切り上げた。

・日経平均株価は8営業日ぶりに小反落。前日の米国株式相場が下落した影響を受けたほか、連休中の外国為替市場が円高方向に振れたことで輸出関連株に買いが入りづらかったことも相場を重くした。一方で、米中貿易摩擦の緩和期待が投資家心理の改善に寄与。結果的に指数は前週末終値を挟んだ水準で方向感が出にくかった。

・債券先物相場は5営業日ぶりに反落。米中貿易摩擦の緩和期待から安全資産とされる債券には売りが出た。また、日銀の国債買い入れオペでは超長期債の需給の緩みが示され、長期債にも売り圧力が波及した。

(岩間)
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