欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、上げ幅拡大

 12日の欧州外国為替市場でドル円は上げ幅拡大。20時時点では148.41円と17時時点(147.91円)と比べて50銭程度のドル高水準だった。米中の共同声明で両国が関税を大幅に引き下げたことを好感したドル高・円安は148.23円まででようやく一服となった。ただ、下押しも147.60円台までで、再び米長期金利が上がり始めると4月3日にトランプ米大統領が「解放の日」とした日以来となる148.59円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロドルは弱含み。20時時点では1.1079ドルと17時時点(1.1104ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに1.1084ドルまで下値を広げた後は1.1145ドル付近まで戻した。ただ、ドル円同様にドル買い意欲は強く、米金利の上昇に連れて1.1072ドルまで弱含んだ。
 
 ユーロ円はじり高。20時時点では164.42円と17時時点(164.25円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。対円、対ユーロでもドル買いとなっていることで、ユーロ円の上昇の勢いは緩やかだが19時前には164.68円までじり高。また、リスクセンチメントに敏感な豪ドル円は94.92円、NZドル円は87.23円まで上値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.70円 - 148.59円
ユーロドル:1.1072ドル - 1.1244ドル
ユーロ円:163.36円 - 164.68円


(松井)
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