東京外国為替市場概況・15時 ドル円、売り継続

 21日午後の東京外国為替市場でドル円は売りが継続。15時時点では143.57円と12時時点(143.86円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。朝方に伝わった報道で中東情勢の緊迫化が懸念され、対スイスフランを中心にドル売りとなった流れが継続すると、143.53円まで下値を広げて8日安値143.45円に迫った。新発40年債利回りが過去最高となる3.635%に上昇するなど、超長期債の上昇が続いたことも円買いを誘ったもよう。

 ユーロドルは小高い。15時時点では1.1332ドルと12時時点(1.1322ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。全般ドル売りの流れに乗って一時1.1340ドルまで買われた。

 ユーロ円は弱含み。15時時点では162.69円と12時時点(162.87円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上げ以上にドル円が下げた影響を受け、162.67円まで下押してわずかに本日安値を更新した。なお、日経平均は200円超安となったが反応は薄かった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.53円 - 144.61円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1340ドル
ユーロ円:162.67円 - 163.12円


(川畑)
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