東京外国為替市場概況・10時 ユーロドル、堅調

 26日の東京外国為替市場でユーロドルは堅調。10時時点では1.1396ドルとニューヨーク市場の終値(1.1362ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ高水準だった。先週末に(EU)に対して来月から50%の関税賦課を示唆したトランプ米大統領だったが、早朝にこれまで通り7月9日まで追加関税の猶予期間を与えることが伝わるとユーロは堅調推移。独DAX先物や仏CAC40先物などが約1.5%上昇したことも支えになり、10時前には先月30日以来となる1.1398ドルまでじり高になった。

 ドル円は上値が重い。10時時点では142.56円とニューヨーク市場の終値(142.56円)とほぼ同水準だった。早朝のトランプ米大統領の発言後のドル円の買い戻しは、先週の下げの窓を埋めたところで終わり、その後は上値が重くなった。欧州通貨に対してのドル売りも重しになり、ドル円は142.54円近辺まで下押しした。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では162.47円とニューヨーク市場の終値(161.91円)と比べて56銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上値が重いことで値動きは緩やかだが、欧米株価指数先物が上昇していることが支えになり162円半ばで底堅い動き。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.46円 - 143.08円
ユーロドル:1.1359ドル - 1.1398ドル
ユーロ円:161.78円 - 162.63円


(松井)
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