東京外国為替市場概況・12時 ユーロドル、堅調な推移維持

 26日の東京外国為替市場でユーロドルは堅調な推移を維持。12時時点では1.1409ドルとニューヨーク市場の終値(1.1362ドル)と比べて0.0047ドル程度のユーロ高水準だった。先月29日以来となる1.14ドル台を回復し、1.1419ドルまでユーロ買い・ドル売りが進んだ。オフショア市場でドル/人民元(CNH)も昨年11月以来となる7.1616元までドル安・人民元高推移。豪ドル/ドルは0.6537ドル、NZドル/ドルは0.6032ドルまで上昇し、それぞれ年初来高値を更新した。朝令暮改となる発言を繰り返すトランプ米大統領の影響でドルが信頼を失っていることもドル売りの要因との声も出ている。

 ドル円はじり安。12時時点では142.34円とニューヨーク市場の終値(142.56円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。市場全般がドル売りに傾くなか、ドル円は先週末の安値142.42円を下抜け。一時142.23円まで下落した。

 ユーロ円はもみ合い。12時時点では162.40円とニューヨーク市場の終値(161.91円)と比べて49銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルは堅調な推移を維持しているものの、ドル円が先週末安値を下抜けるところまで円高を強めたことで、ユーロ円はやや動きが重かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.23円 - 143.08円
ユーロドル:1.1359ドル - 1.1419ドル
ユーロ円:161.78円 - 162.63円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。