ニューヨーク外国為替市場概況・26日 ユーロドル、続伸

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続伸。終値は1.1386ドルと前営業日NY終値(1.1362ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準となった。トランプ米大統領が「欧州連合(EU)への50%関税の発動を7月9日まで延期する」と表明したことを受けて、本日のアジア時間にはユーロ買い・ドル売りが進む場面があったものの、欧州時間以降は相場への影響も限られた。本日は英国がスプリング・バンク・ホリデー、米国がメモリアルデーの祝日で取引参加者が減少したこともあり、NY時間に限ると1.13ドル台後半での狭いレンジ内推移に終始した。なお、一部報道では「欧州連合(EU)は米国との貿易交渉を迅速化する方針」などと伝わった。

 ドル円は反発。終値は142.83円と前営業日NY終値(142.56円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。アジア時間の午前に約1カ月ぶりの水準まで下落すると、本日は英米市場が休場ということもあって持ち高調整や利益確定目的の円売り・ドル買いが出た。欧州株式相場や時間外の米株先物が底堅く推移したことも相場の支えとなり、22時前には143.03円付近まで上昇。もっとも、本日高値の143.08円手前で上値の重さを確認するとやや上値を切り下げて、142円台後半でのもみ合いに転じた。

 ユーロ円は4営業日ぶりに反発。終値は162.61円と前営業日NY終値(161.91円)と比べて70銭程度のユーロ高水準だった。アジア時間に162.98円まで上値を伸ばしたが、買い一巡後は162円台半ばで徐々に値動きも細った。


本日の参考レンジ
ドル円:142.23円 - 143.08円
ユーロドル:1.1359ドル - 1.1419ドル
ユーロ円:161.78円 - 162.98円

(岩間)
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