株式明日の戦略-大幅高も場中の動きは案外、目先は様子見姿勢が強まるか
4日の日経平均は4日ぶり大幅反発。終値は300円高の37747円。米国株高を受けて、寄り付きから200円を超える上昇。開始直後には上げ幅を400円超に広げた。買い一巡後は伸び悩んだものの、終日高い位置をキープ。序盤で売り買いをこなした後は、狭いレンジでもみ合う時間が長かった。
東証プライムの売買代金は概算で4兆0800億円。業種別ではその他製品、石油・石炭、パルプ・紙などが上昇した一方、ゴム製品、不動産、金属製品などが下落した。5月度の月次が良好であったTOKYO BASE<3415.T>が急騰。半面、前期は大幅増益を達成したものの、今期の最終減益見通しや減配計画が嫌気されたダイサン<4750.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1018/値下がり536。サンリオ、IHI、古河電工などが大幅上昇。米半導体株の上昇を手がかりにアドバンテストやSCREENに資金が向かった。三井E&Sや名村造船など船舶関連が物色されており、ジャパンエンジンがストップ高。人事異動を発表した資生堂が急伸した。グロース銘柄ではQPS研究所やサンバイオが人気化したほか、データセクションがストップ高となった。
一方、前日終値を下回るTOB価格が提示された豊田自動織機が急落。前日商いを伴って強く買われたメタプラネットが売りに押された。半導体株は全面高ではなく、レーザーテックやソシオネクストが下落。証券会社が投資判断を引き下げたM&A総研が大幅安となった。
日経平均は300円高。ただ、序盤で勢いよく上昇したものの高値は37868円までで、5日線(37812円、4日時点、以下同じ)を超えたところで上値が重くなった。明確に超えてくれば追随買いが入る展開も期待できたが、分かりやすく押し戻されてしまっただけに、目先は同水準より上では売りが出やすくなるだろう。一方、節目の37500円を大きく上回ってきたことは安心材料。25日線(37374円)割れを回避して切り返しただけに、下値は堅くなるとみる。金曜6日に米国で5月雇用統計が発表されるだけに、週後半は様子見姿勢が強まりやすい。25日線と5日線の間で一進一退が続きそうだ。
東証プライムの売買代金は概算で4兆0800億円。業種別ではその他製品、石油・石炭、パルプ・紙などが上昇した一方、ゴム製品、不動産、金属製品などが下落した。5月度の月次が良好であったTOKYO BASE<3415.T>が急騰。半面、前期は大幅増益を達成したものの、今期の最終減益見通しや減配計画が嫌気されたダイサン<4750.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1018/値下がり536。サンリオ、IHI、古河電工などが大幅上昇。米半導体株の上昇を手がかりにアドバンテストやSCREENに資金が向かった。三井E&Sや名村造船など船舶関連が物色されており、ジャパンエンジンがストップ高。人事異動を発表した資生堂が急伸した。グロース銘柄ではQPS研究所やサンバイオが人気化したほか、データセクションがストップ高となった。
一方、前日終値を下回るTOB価格が提示された豊田自動織機が急落。前日商いを伴って強く買われたメタプラネットが売りに押された。半導体株は全面高ではなく、レーザーテックやソシオネクストが下落。証券会社が投資判断を引き下げたM&A総研が大幅安となった。
日経平均は300円高。ただ、序盤で勢いよく上昇したものの高値は37868円までで、5日線(37812円、4日時点、以下同じ)を超えたところで上値が重くなった。明確に超えてくれば追随買いが入る展開も期待できたが、分かりやすく押し戻されてしまっただけに、目先は同水準より上では売りが出やすくなるだろう。一方、節目の37500円を大きく上回ってきたことは安心材料。25日線(37374円)割れを回避して切り返しただけに、下値は堅くなるとみる。金曜6日に米国で5月雇用統計が発表されるだけに、週後半は様子見姿勢が強まりやすい。25日線と5日線の間で一進一退が続きそうだ。