欧州マーケットダイジェスト・10日 株まちまち・金利低下・ユーロ底堅い
(10日終値:11日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.93円(10日15時時点比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.55円(△0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1423ドル(△0.0018ドル)
FTSE100種総合株価指数:8853.08(前営業日比△20.80)
ドイツ株式指数(DAX):23987.56(▲186.76)
10年物英国債利回り:4.542%(▲0.090%)
10年物独国債利回り:2.523%(▲0.044%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英雇用統計
失業率 4.5% 4.4%・改
失業保険申請件数
3.31万件 ▲2.12万件・改
2-4月英失業率
(ILO方式) 4.6% 4.5%
5月スイスSECO消費者信頼感指数
▲36.5 ▲42.4
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。欧州勢がユーロ売りで参入すると一時1.1373ドルと日通し安値を付けたものの、6日の安値1.1372ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.43%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、22時過ぎに一時1.1448ドルと日通し高値を付けた。
ただ、6日の高値1.1457ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下幅を縮めたことも相場の重し。
・ポンドドルも底堅い動き。英雇用統計で2-4月の週賃金上昇率が予想を下回ると、追加利下げ観測が高まりポンド売り先行。一時1.3456ドルと日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うポンド買い・ドル売りも入り1.3537ドル付近まで持ち直した。
・ドル円は下値が堅かった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが先行すると一時144.45円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値144.40円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が低下幅を縮小したことも相場を下支えした。
市場では「ロンドンで開催されている米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑が広がる中、警戒感よりは期待感の方がやや優勢となっており、リスク・オンの円売りも散見された」との声が聞かれた。
・ユーロ円は日本時間夕刻に一時164.63円と日通し安値を付けたものの、前日の安値164.55円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。ユーロドルの持ち直しにつれた買いも入り、2時過ぎに一時165.63円と日通し高値を付けた。米中貿易摩擦の緩和期待から米国株相場が小幅に上昇したことも相場の支援材料。
・ロンドン株式相場は反発。英雇用統計で2-4月の週賃金上昇率が予想を下回ると、追加利下げ観測が高まり買いが優勢となった。BPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。半面、HSBCやバークレイズなど金融株が売られた。
・フランクフルト株式相場は3日続落。市場参加者の関心がロンドンで開かれている米中貿易協議に向かう中、売りが優勢となった。個別ではラインメタル(5.80%安)やシーメンス・エナジー(3.62%安)、ミュンヘン再保険(2.19%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。英賃金上昇率が予想を下回り、追加の金融緩和期待が高まった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=144.93円(10日15時時点比△0.38円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.55円(△0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1423ドル(△0.0018ドル)
FTSE100種総合株価指数:8853.08(前営業日比△20.80)
ドイツ株式指数(DAX):23987.56(▲186.76)
10年物英国債利回り:4.542%(▲0.090%)
10年物独国債利回り:2.523%(▲0.044%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月英雇用統計
失業率 4.5% 4.4%・改
失業保険申請件数
3.31万件 ▲2.12万件・改
2-4月英失業率
(ILO方式) 4.6% 4.5%
5月スイスSECO消費者信頼感指数
▲36.5 ▲42.4
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。欧州勢がユーロ売りで参入すると一時1.1373ドルと日通し安値を付けたものの、6日の安値1.1372ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.43%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りを促し、22時過ぎに一時1.1448ドルと日通し高値を付けた。
ただ、6日の高値1.1457ドルが目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下幅を縮めたことも相場の重し。
・ポンドドルも底堅い動き。英雇用統計で2-4月の週賃金上昇率が予想を下回ると、追加利下げ観測が高まりポンド売り先行。一時1.3456ドルと日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利の低下に伴うポンド買い・ドル売りも入り1.3537ドル付近まで持ち直した。
・ドル円は下値が堅かった。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが先行すると一時144.45円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値144.40円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。米長期金利が低下幅を縮小したことも相場を下支えした。
市場では「ロンドンで開催されている米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑が広がる中、警戒感よりは期待感の方がやや優勢となっており、リスク・オンの円売りも散見された」との声が聞かれた。
・ユーロ円は日本時間夕刻に一時164.63円と日通し安値を付けたものの、前日の安値164.55円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。ユーロドルの持ち直しにつれた買いも入り、2時過ぎに一時165.63円と日通し高値を付けた。米中貿易摩擦の緩和期待から米国株相場が小幅に上昇したことも相場の支援材料。
・ロンドン株式相場は反発。英雇用統計で2-4月の週賃金上昇率が予想を下回ると、追加利下げ観測が高まり買いが優勢となった。BPやシェルなどエネルギー株が買われたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値上がりした。半面、HSBCやバークレイズなど金融株が売られた。
・フランクフルト株式相場は3日続落。市場参加者の関心がロンドンで開かれている米中貿易協議に向かう中、売りが優勢となった。個別ではラインメタル(5.80%安)やシーメンス・エナジー(3.62%安)、ミュンヘン再保険(2.19%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。英賃金上昇率が予想を下回り、追加の金融緩和期待が高まった。
(中村)