ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下げ渋り

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。24時時点では144.05円と22時時点(144.09円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。「イランはイスラエルとの戦闘緩和にオープン」との一部報道が伝わると、原油先物価格が下落し、米国株相場が一段と上昇。全般ドル売りが加速した。23時30分過ぎには一時143.65円と日通し安値を更新した。
 ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたドル買いのフローが観測されると下げ渋った。

 ユーロドルは伸び悩み。24時時点では1.1591ドルと22時時点(1.1584ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。中東情勢の緊迫化を背景に足もとで進んでいた「株安・原油高・ドル高」を巻き戻す動きが進むと、前週末の高値1.1614ドルを上抜けて一時1.1615ドルまで値を上げた。ただ、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローが入ると上げ幅を縮めた。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では166.97円と22時時点(166.92円)と比べて5銭程度のユーロ高水準。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.65円 - 144.75円
ユーロドル:1.1524ドル - 1.1615ドル
ユーロ円:165.91円 - 167.22円

(中村)
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