ロンドン為替見通し=ユーロドル、本日開催の臨時欧州連合(EU)首脳会合に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、本日開催される臨時欧州連合(EU)首脳会合を見極めつつ、開催が見込まれている米露ウクライナ首脳会談を待つ展開となる。

 15日に、アラスカ州のアンカレジで開催されたトランプ米大統領とプーチン露大統領によるウクライナ戦争の停戦を巡る米露首脳会談では、停戦・和平合意に至ることなく、次回のモスクワでの会談が示された。

 昨日は、ワシントンでゼレンスキー・ウクライナ大統領とトランプ米大統領による首脳会談が開催され、プーチン露大統領を交えた「三者会談」が2-3週間以内に開催される運びとなった。
 そして、本日は、臨時欧州連合(EU)首脳会合が開催されることになり、関連ヘッドラインに警戒していくことになる。

 「三者会談」でのそれぞれの目論見は以下の通りと想定されるが、着地点を見出すのは困難だと思われる。

■トランプ米大統領
・停戦(正式な平和条約は締結しない)
・ウクライナにおけるロシア占領地の事実上の承認
・対ロシア制裁の大幅解除(エネルギー協力とロシア産石油・ガスの輸入再開)
・NATOの東方拡大やウクライナへの西側の軍事支援停止に関する記述はない
■ゼレンスキー・ウクライナ大統領
・ウクライナに関するあらゆる事案はウクライナとだけ協議しなければならない。3者協議の枠組みを準備しなければならない。停戦は必ず実現しなければならない
・真に信頼できる安全保障の保証が必要
・ロシアは、ウクライナのEUとNATOとの将来について拒否権を持つことはできない
・プーチン氏と停戦合意に達しなければ、ロシアに対する制裁は強化される
・ゼレンスキー氏は、即時停戦がプーチン氏とトランプ氏の協議の「中心的な議題」になる
■プーチン露大統領
・ドネツク、ルハンスク、ザポリージャ、ヘルソン4州の完全掌握
・ウクライナのEUとNATO加盟禁止
・ロシアへの制裁解除

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1789ドル(7/24高値)
・ユーロ円:173.02円(8/13高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1591ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:171.85円(日足一目均衡表・基準線)


(山下)
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