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NY為替見通し=ドル円、米中通商問題や米信用不安問題の関連ヘッドラインに要警戒か

 本日のNY為替市場のドル円は、米中報復合戦の警戒感は後退しているものの、引き続き関連ヘッドラインには警戒していく展開が予想される。また、米地銀の融資詐欺疑惑を受けた信用不安の続報にも要警戒しておきたい。

 先週末は、米中報復合戦第2幕への警戒感が強まる中、トランプ米大統領は習中国国家主席と米中首脳会談が行われる可能性を明らかにした。ベッセント米財務長官も何中国副首相と貿易協議に臨むことを表明しており、米中対立が回避される可能性が高まっている。

 また、ウクライナ戦争の停戦に向けて、トランプ米大統領がプーチン露大統領との電話会談の後、ゼレンスキー・ウクライナ大統領に対して領土放棄を求めたことが報じられた。トランプ氏は米露首脳会談を示唆しており、関連ヘッドラインには要注目か。

 米国地銀の融資詐欺疑惑を受けて信用不安問題が高まりつつある。米地銀業界の局地的な不祥事に終わるのか、それとも2008年のようなサブプライムローンの破綻をきっかけにした米国の住宅バブル崩壊のように、信用不安が拡散していくのか否か見極めて行くことになる。米銀最大手JPモルガン・チェースのダイモン最高経営責任者(CEO)は、「ゴキブリを1匹見たら、恐らく他にもいる。この件は誰もが警戒すべきだ」と警鐘を鳴らしている。

 10月は、これまで1929年10月24日の「暗黒の木曜日」や1987年10月19日の「ブラックマンデー」に象徴されるように、株式市場にとって不吉な季節とされている。米中の対立激化や米地銀業界の破綻などの成り行きの影響には注意が必要かもしれない。

 米国の金融機関に関しては、少女らへの性的虐待罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン氏の被害に遭ったと訴える女性が、米大手銀行バンク・オブ・アメリカとバンク・オブ・ニューヨーク・メロンを提訴した。

 明日21日にはエプスタイン氏の被害に遭い、今年4月に自死した米国人女性ヴァージニア・ジュフリー氏の回顧録『Nobody’s Girl』が出版される。ジュフリー氏は、17歳当時にトランプ米大統領の別荘「マー・ア・ラゴ・リゾート」で勤務していたことで、トランプ米大統領によるエプスタイン事件への関与にも注目されている。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、151.33円(日足一目均衡表・転換線)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、149.38円(10/17安値=日足一目均衡表・基準線)


(山下)
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