EU首脳会議、ウクライナ支援で合意も分断露呈
欧州連合(EU)首脳会議は約17時間に及ぶ激しい協議の末、ウクライナ支援として今後2年間で900億ユーロの無利子融資を共同で実施することで合意した。ゼレンスキー・ウクライナ大統領はEU首脳らに対し、資金なしでは兵士への給与支払いや武器調達が困難だと訴えていた。しかし、合意には全会一致が必要だったため、ハンガリー、スロバキア、チェコが「自国への適用除外」を条件に支持を表明。これにより、EUがウクライナ支援を通じて結束を示したいというブリュッセルの思惑は揺らいだ形だ。ハンガリーやスロバキアは親ロシア的立場で知られ、ロシアに近いポーランドやバルト諸国との溝が改めて浮き彫りとなった。前線で戦うウクライナの命運をめぐる欧州内の温度差が際立っている。
(越後)
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