21日香港株=反落して始まるか、米長期金利と原油先物の上昇が重荷

 21日の香港市場は反落して始まるか。米長期金利上昇を背景に前日の米株式相場が下落した流れを引き継ぐと予想する。20日のNY債券市場で長期金利の指標となる米10年物国債利回りは前日比0.06%高い4.70%で終え、米財務省が19日発表した国債買い戻し枠の拡大を受けた債券買いは失速した。

 中東情勢の不透明感から米原油先物相場が高止まりしていることも相場の重荷となりそうだ。トランプ米大統領は19日、自身のSNSでイランに対する新たな経済制裁を近く発表する考えを示し、「前例のない規模の経済戦争となる」と投稿した。ベッセント米財務長官は20日、米CNBCのインタビューで、具体的な措置を24日の記者会見で明らかにすると述べた。

 一方、決算発表を受けた個別物色は引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄のシノペック(00386)、中国宏橋(01378)、紫金鉱業集団(02899)などが2026年6月中間決算を発表する。

 20日のNY 株式相場は反落。米10年債利回りが上昇に転じ、金利高止まりへの警戒感から売りが優勢となった。原油価格の上昇や、決算発表で通期見通しを下方修正したウォルマートの急落も市場心理を冷やした。中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)や、前日大引け後に中間決算を発表したポップマート(09992)が香港終値を下回った半面、四半期決算を発表したアリババ集団(09988)、中間決算を発表した中国平安保険(02318)が上回って終えた。
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