ニューヨーク外国為替市場概況・2日 ドル円、3日ぶり反発

 2日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は157.39円と前営業日NY終値(156.05円)と比べて1円34銭程度のドル高水準だった。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて、中東情勢が一段と緊迫する中、「有事のドル買い」が先行。2月米ISM製造業景況指数が予想を上回り、米長期金利の指標である10年債利回りが4.06%台まで上昇したこともドル買いを促した。1時30分前には一時157.75円と2月9日以来の高値を付けた。
 ただ、2月9日の高値157.76円や心理的節目の158.00円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。5時過ぎには157.12円付近まで下押しする場面があった。
 なお、トランプ米大統領はイランへの軍事作戦について「大きな波はまだ来ていない」と述べ、さらなる大規模攻撃の準備があることを明らかにした。また、「どれだけ時間がかかっても、問題ではない」とし、想定していた4-5週間の軍事作戦の期間を超えても作戦を遂行する意思を示した。

 ユーロドルは反落。終値は1.1688ドルと前営業日NY終値(1.1812ドル)と比べて0.0124ドル程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化で投資家心理が悪化する中、有事のドル買いが優勢となり、1時30分前に一時1.1672ドルと1月22日以来の安値を付けた。米経済指標の上振れや米長期金利の上昇も相場の重し。原油や天然ガス先物が大幅に上昇したことで、欧州各国の対外収支が悪化しかねないとの警戒感もユーロ売りを誘った。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.75と1月22日以来の高値を更新した。

 ユーロ円は反落。終値は183.97円と前営業日NY終値(184.36円)と比べて39銭程度のユーロ安水準。0時過ぎに一時184.61円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた日通し高値184.69円が目先レジスタンスとして意識されると失速。1時30分過ぎには183.89円付近まで押し戻された。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:155.85円 - 157.75円
ユーロドル:1.1672ドル - 1.1796ドル
ユーロ円:183.30円 - 184.69円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。