ニューヨーク外国為替市場概況・23日 ドル円、反落

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は158.44円と前営業日NY終値(159.23円)と比べて79銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領がSNSへの投稿で「イランとこの2日間、非常に良好で生産的な対話をした」「イランの発電所とエネルギーインフラへの攻撃を5日間延期する」と表明したことを受けて、中東情勢を巡る懸念が緩和。WTI原油先物価格が1バレル=84.37ドル前後まで急落し、ダウ平均は一時1100ドル超急騰した。為替市場では足もとで進んでいた「有事のドル買い」を巻き戻す動きが優勢となり、3時30分過ぎに一時158.02円と日通し安値を更新した。
 なお、イラン外務省報道官は「米国との会談はなかった」「ホルムズ海峡に関する立場と戦争終結の条件は変わっていない」との見解を示したほか、イランのガリバフ国会議長は「米国とは何の交渉も行っていない」と明らかに。原油先物が下げ渋り、米国株が上げ幅を縮小すると、ドル円も下げ渋る場面があった。

 ユーロドルは反発。終値は1.1613ドルと前営業日NY終値(1.1572ドル)と比べて0.0041ドル程度のユーロ高水準だった。トランプ米大統領がイランとの対話進展を示唆したことで、中東情勢の緊張緩和への期待が高まり、原油安・株高・ドル安が進んだ。23時30分過ぎに一時1.1640ドルと日通し高値を更新した。
 イラン外務省が「米国との間に対話はない」と表明し、トランプ米大統領の発言を否定すると1.1577ドル付近まで押し戻される場面もあったが、下押しは限定的。4時前には1.1637ドル付近まで持ち直した。

 ユーロ円は反落。終値は183.99円と前営業日NY終値(184.23円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。20時過ぎに一時184.20円付近まで上げたものの、20時30分前には一時183.20円と日通し安値を更新。ただ、23時30分過ぎには184.24円付近まで切り返した。そのあとは184.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日の参考レンジ
ドル円:158.02円 - 159.66円
ユーロドル:1.1485ドル - 1.1640ドル
ユーロ円:183.20円 - 184.34円

(中村)
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