ニューヨーク外国為替市場概況・26日 ドル円、3日続伸

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は159.81円と前営業日NY終値(159.47円)と比べて34銭程度のドル高水準だった。イランが米国の提案に正式に回答したほか、イラン高官の話として「外交は止まっていない」「米政権に現実主義が浸透するならば、前進への道はまだ見出せるかもしれない」と伝わり、原油先物相場が上げ幅を縮小。ダウ平均が上げに転じるなど、米国株相場が下げ渋ったことで全般ドル売りが先行。23時30分過ぎに159.43円付近まで下押しした。
 ただ、米国とイランの停戦合意に向けた協議が難航するとの警戒から、リスク回避の動きは継続。原油先物相場が底堅く推移し、ダウ平均が510ドル超下落すると、為替市場では「有事のドル買い」がじわりと強まった。5時過ぎには一時159.85円と日通し高値を更新した。米長期金利の指標である米10年債利回りが一時4.4256%前後まで上昇したこともドル買いを後押しした。24日の2年債、25日の5年債に続き、本日の7年債入札も「低調な結果」と受け止められ、債券売り(金利は上昇)を促した。
 もっとも、トランプ米大統領がNY終盤に「イランとの協議は継続中で、非常に順調に進んでいる」「イラン・エネルギー施設攻撃までの期限を4月6日に延長する」と表明すると、原油先物が急落し一転ドル売りが優勢に。一時159.38円付近まで下押しした。

 ユーロドルは3日続落。終値は1.1527ドルと前営業日NY終値(1.1559ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。米国とイランの停戦交渉の先行き不透明感が意識される中、ドルが買われやすい地合いとなった。21時過ぎに一時1.1523ドルまで売られたあとは1.1555ドル付近まで下げ渋ったものの、戻りは限定的。米長期金利の上昇に伴うドル買いも入り、5時過ぎに一時1.1520ドルと日通し安値を更新した。
 もっとも、トランプ米大統領が「イラン・エネルギー施設攻撃を4月6日まで延長する」と表明すると、1.1559ドル付近まで切り返した。
 なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は英誌「エコノミスト」のインタビューで「我々は本物のショックに直面している」「マーケットは楽観的すぎるかもしれない」「このショックは、おそらく今我々が想像できる範囲を超えている」などと話し、中東紛争の影響を見極めるに当たり、油断しないよう警告した。

 ユーロ円は3営業日ぶりに小反落。終値は184.22円と前営業日NY終値(184.33円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。21時前に一時183.97円と日通し安値を付けたものの、そのあとは狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

 メキシコペソは軟調。ドルペソは一時17.9608ペソ、ペソ円は8.89円までペソ安に振れた。メキシコ中銀はこの日、政策金利を現行の7.00%から6.75%へ引き下げることを決めたと発表。市場の据え置き予想に反して0.25%の利下げに踏み切った。声明では「今後マクロ経済と金融情勢の推移次第で、理事会は追加利下げの妥当性と時期を評価する」と指摘し、追加利下げの時期を見極めていく姿勢を示した。この結果を受けて、全般ペソ売りが広がった。

本日の参考レンジ
ドル円:159.29円 - 159.85円
ユーロドル:1.1520ドル - 1.1572ドル
ユーロ円:183.97円 - 184.48円

(中村)
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